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睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome; SAS)は、睡眠中に何度も呼吸が止まったり、浅くなったりすることで体の低酸素状態が発生する病気です。

睡眠時無呼吸症候群と関連する病気

  • 高血圧
  • 多血症(血液検査でHb値の増加)
  • 脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など)
  • 狭心症、心筋梗塞 など

睡眠時無呼吸症候群では睡眠中に低酸素で体が息苦しくなることで眠りが浅くなってしまい、寝ているのに睡眠不足という状態になります。また持続的な低酸素によって体に慢性的なストレスがかかり高血圧となりやすくなります。
睡眠時無呼吸症候群の怖いところは、脳卒中、狭心症、心筋梗塞など心・脳血管疾患が発生しやすくなるところです。慢性的な低酸素に体が対抗しようとして血液の量が増加するため(いわゆる血液がドロドロになる)、血栓ができやすくなったりするためです。
糖尿病、脂質異常症などのいわゆる生活習慣病が合併することも多くあります。

特に心・脳血管疾患については働き盛りの方の突然死の原因ともなるため注意が必要です。

睡眠時無呼吸症候群の症状

  • よくいびきをかく
  • 日中に眠くなる、ぼーっとする
  • 慢性的なだるさ(倦怠感)
  • 睡眠中によく目が覚める
  • 起床時の頭痛 など

睡眠時無呼吸症候群の診断

睡眠中に10秒以上の呼吸停止や低呼吸が1時間に5回以上ある場合に診断されます。

1.簡易検査 ※当院で検査を行っております。

自宅で睡眠の状態を調べます。専用の機械で呼吸や血中の酸素の状態などから睡眠時の呼吸障害の程度を調べます。

 

 

2.精密検査 (ポリソムノグラフィー; PSG)

 

脳波も含めた精密検査で入院が必要な検査です。簡易検査の結果、精密検査が必要な場合には検査可能な医療機関へ紹介させていただきます。

睡眠時無呼吸症候群の治療

CPAP療法 ※当院で行っております

睡眠中に鼻に専用のマスクを装着し、そこから機械で呼吸のタイミングに合わせて圧力をかけて空気を送り込みます。この圧力によって上気道の空気の流れがよくなり、呼吸が止まることがなくなります。劇的に効果を実感できる一方、マスクが気になり継続が難しい方もいらっしゃいます。無呼吸が20回以上の中等症以上の睡眠時無呼吸症候群の方が保険適応で使用することが可能で当院でも治療を行っております。体調の確認、機械の使用状況の確認のため、原則月に1回受診していただく必要があります。

その他の治療法

主に軽症の方の場合に適応となります。減量や生活習慣の改善、マウスピースの使用などがあります。

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